■ 耳のしくみと難聴について
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加齢による聴力の低下はだれにも起こりうる現象で、病気ではありません。聴力が低下しはじめる時期は人によって異なり、その程度も個人によって大きな差があります。 |
■ 補聴器について
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補聴器には、音を処理する仕組みの違いによってデジタル補聴器とアナログ補聴器がありますが、現在はデジタル補聴器が主流です。デジタル補聴器には、最新の高性能パソコンに匹敵する処理能力を持つマイクロチップが組み込まれており、高度で複雑な処理を瞬時に行うことが出来ます。音の調整や制御をコンピュータで行うため、アナログ補聴器に比べてより緻密で正確な調整が出来ます。 |
■ 補聴器の形
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補聴器の形は大きく分けてポケット形、骨導メガネ形、耳かけ形、耳穴形の4通りあります。耳穴形はさらに大きさで3通りに分けられます。 |
■ 耳かけ形の補聴器には、イヤモールド
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イヤモールドはお使いの耳にあわせて作成しますので、音漏れによるピーピー音(ハウリング)を軽減するのに効果的です。 |
■ 補聴器の両耳装用
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耳も眼と同じように左右どちらかだけでは、片方に極端な負担がかかるので疲れやすくなります。より快適な聞こえを得るためには、左右でバランスよく聞くことが大切です。
人間の脳は、両方の耳から入ってくる情報に基づいて、右脳と左脳がそれぞれ役割分担をし、さまざまな働きをします。そのため、片耳装用より、騒音下での聞き取りが容易になります。また、音の方向感覚がつかみやすくなり、立体感のある音質で聞くことが出来るようになります。
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■ 補聴器の試聴
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補聴器は買う前に試聴が出来ます。実際に家で数週間、お試しになられてご納得されてから購入することが出来ます。 |
■ 補聴器の選び方
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補聴器を購入する際に大切なのは、ご自分の聴力や耳の形に合ったものを選ぶことです。使う目的、補聴器の形、ご予算も踏まえて納得のいく補聴器をお選びになるには、少し時間はかかりますがきちんとした手順をふむ必要があります。試聴期間中に、いろいろな環境での聞こえを確かめながら、調整を重ねていくことが大事です。 |
■ 補聴器を使いこなすコツ
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補聴器は、使いながら調整を重ねることで少しずつ慣れていき、本当に自分に合ったものになっていくのです。最初は、まず1時間程度から始め、少しずつ時間を延ばしていきます。家の中の静かな場所で使用してください。装用に慣れてきたら、外出時にもご使用ください。慣れるまでの時間には個人差がありますが、おおよそ1か月〜3か月かかります。
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