サングラスに使用されているレンズは、減光作用によって眩しい光を防いでいますが、偏光レンズの場合は、路面・水面・雪面のギラつきや自動車のガラス・ビルのガラスからくる眩しい反射光などを除去する効果を持っています。これは、レンズの間に偏光膜と呼ばれるものがはさんであり、乱反射してくる光のうち、ある方向の光しか通さない為です。
釣りをする人が使用すると、水面の反射光を消して水中が見えるようになりますから、たいへん喜ばれます。偏光レンズを購入される時に注意したいのは、偏光レンズにも性能差があるということです。例えば偏光レンズは、偏光度でギラつきをカットする割合を表示しますが、偏光度が低いと意味がありません。またレンズの間に偏光膜を接着してありますので、その接着性能の問題もあります。 左側写真は、フロントガラスの反射光で車内が良く見えませんが、偏光レンズで見ると右側の写真のように車内が見えるようになります。 |