NT合金 NT合金は、ニッケルとチタンの合金です。バネ性、耐食性、軽さに優れています。また常温域(0℃〜40℃)では、超弾性特性域で曲げても瞬時に元に戻ります。しかし0℃以下、または40℃以上では、超弾性の特性がなくなってしまいます。
チタン 軽さと優れた耐食性を持つ金属ですが、溶接や表面処理などの加工が非常に難しい素材です。純チタンフレームが発売された当初は、リム切れによるフレームの破損が多々ありました。現在では、信頼できるメーカーのチタンフレームおいては、チタン合金などを使いリム切れによるフレーム破損もほとんどなくなりました。また最近になり、ニッケルレスの表面処理を施したチタンフレームは、ニッケルアレルギーが起こらないフレームとして評価され急速な市場拡大が行われています。
ニッケルクロム合金 ニッケルクロム合金は、ニッケル82%〜90%で残りがクロム、その他の金属を含む銀色の合金です。プラチナに似た銀色をしており、腐食に強く強度面でも優れていて国内では広く使われています。しかし、ニッケル成分を素材中に含むため、金属アレルギーの可能性が考えられます。
コバルト合金 軽くて弾性、耐食性にすぐれており、細身で仕上げることが出来ますがフィッティングの調整が難しい素材です。またロー離れを起こしやすい素材でもあります。
その他の素材には、ステンレス、アルミ、洋白、モネルなどがあります。 |