老視になるとほとんどの人が、一般的に老眼鏡と呼ばれるメガネが必要になります。老眼鏡のレンズには、新聞の字など手元だけが見える近用単焦点レンズ、遠くも近くも見える2重焦点レンズ・累進多焦点レンズ、近くから2〜3メートル先(室内程度)まで見える近用累進多焦点レンズ(近中両用レンズ)などいろいろあります。
これらのレンズは老眼鏡を使用される人の視生活すなわち、いつ、どこで、どんな時、どういうふうに老眼鏡を使用されるかによってお勧めするレンズが異なります。
例えば、新聞(手元)だけが見えればいいという人は、近用単焦点レンズで充分です。しかし、会社の会議や講習会・商談等などで手元の活字も見る、少し離れた人の顔も見るといった必要性のある人は、近用単焦点レンズだと近くしか見えませんからいちいちメガネをかけはずしする必要があります。これでは、不自由だと思われる人には、遠近両用レンズや近用累進焦点レンズ(近中両用レンズ)をお勧めします。大事なのは、使用用途に合わせてレンズを選ぶということです。
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