介護をする方が腰を痛めないで、患者さんを車椅子に移動するための工夫を紹介します。
注意点:
・これはあくまで一つの工夫であって、介護をする人の体力や、介護される方の自立度によって随分違ってきます。
・大切なのは自分たちの体力にあわせて工夫をすることです。
・てこの原理を応用して、いかに介護される方の重心を移動させるかがポイントです。
ここでは
1.患者さんをベッドの端に寄せ(2.患者さんをベッドの頭の方に移動させる)
3.患者さんをベッドに座らせ
4.立ち上がって車椅子に移動する
手順を紹介します。
1.患者さんをまずベッドの端に寄せましょう
患者さんに立ってもらうにはまずベッドの端に寄せる必要があります。
2.ベッドの頭側に移動する方法
ベッドのギャッジアップなどでよく体がベッドの足の方に移動してしまいます。
そういうときにはこの方法を使ってみて下さい。
片麻痺の方
痴呆がなくて足の裏を蹴ってくれる人の場合
痴呆があって足の裏を蹴る動作ができない人の場合
四肢麻痺の場合
3.ベッドに座らせる方法
患者さんに立ってもらうにはまず座ってもらう必要があります。また普段から座っていた方が寝たきりを防げます
出来れば健側(動く側)に起こしてあげることが原則ですが、部屋の間取りの関係でそうできない場合もあります。
片麻痺の方
動く側に(ベッドの)起こす場合
麻痺した側に座らせる
四肢麻痺の方
介護する人が多少力がある場合
介護する人がそれほど力がない場合