2000年10月21・22日
第7回グリーンミーティング
「里山をたのしむ森づくりワークショップ、
はじめの一歩」
日本の林業が成り立たなくなって、里山林が荒れている。
人が関わることで育まれてきた森は、人の手を必要としている。
わたしたちにできることはないか。
そんな思いから、氷見市西朴木の正木氏住宅および山林で、
里山をたのしみながら森づくりを進めるプランを立てようと、
ワークショップがはじまった。
ファシリテーター 佃 正壽氏
(オークヴィレッジ
森の自然学校・森林たくみ塾理事長)
トークゲスト 柏木直樹氏
(元富山営林署勤務・砺波カイニョ倶楽部代表)
正木良雄氏ほか、村の語り部
1日目は、まず現場を知るために山林の下見を実施した。
帰宅後、山林や里山について学ぶ3つのトークセッションを実施。
その1は、「里山に近づく」と題した柏樹直樹氏による、
日本の森林伐採や里山へのアプローチについてのお話。
その2は、正木良雄氏コーディネートによる、
村の語り部3人を招いての「里山の暮らし」談義。
その3は佃正壽氏の、スライドによる「オークヴィレッジの森づくり」についての紹介。
質問を交えながら、さまざまな面から、森と里山について学んだ。
2日目は、佃氏の指導と進行で、午前中は森への感性を開くアクティビティ体験と、
ノコギリを使っての道づくり作業を体験した。
午後は室内で、関心の似通った人同士3つのグループに分かれ、
これまでの学びと体験をもとに、森づくりプランの作成に取り組んだ。
3時間近くにおよぶ有意義な話し合いから、プランの骨子と
いくつかの課題が抽出され、実現に向けての期待が高まった。
アンケートによると、参加者の多くは初めての体験と達成感を実感し、
次回への継続を期待している。
参加者 21日/29人 22日/20人
※トークセッション
「里山に近づく」
「里山の暮らし」
「オークヴィレッジの森づくり」
の話の詳細記録を、ニューズレター10号に掲載しています。
ご希望の方は、事務局 honda@p1.coralnet.or.jp へメールください。
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